高野京介ブログ

ゲーム音楽が好きなギタリスト SuiseiNoboAz / ゲスバンド / 古都の夕べ / ex.うみのて

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画像はイメージ


宇宙論☆講座「ラーメン音楽劇・飲酒上演」を観てきた。出演者が泥酔して演技し、客も飲酒・撮影可能というアナーキーな試みである。


ラーメンとは何か?世界一のラーメンとは…そんなテーマをラーメン激戦区池袋でミュージカル調に高らかにうたう物語…だったのだと思う。

だが、演者は酒を飲みながら待機し、トイレにも行く。舞台上はカニの生臭さに包まれる。不味そうなラーメンが床に散らばる。役割を放棄し、本人に戻り、演劇の告知をし、セリフに解説を入れ、脚本を持ったまま演技し、演者達は喧嘩をはじめる。いかに演劇が、沢山のお約束のもと鑑賞されているかを雑に暴いていく。みんな大好き不謹慎な笑いとメタ表現が繰り返され、第四の壁を破壊し続ける。ラーメンの話なのに、のび太、スネ夫、ジャイアン、尊師やポケモンも登場。五十部の手がける生演奏や卓越した打ち込み、美女が奏でるハープ、ラップ、合唱には、確かな崇高さとエネルギーがあった。そんな音楽の壮大さもあって神話のごときスペクタクルが訪れ、最後、ラーメンは生きる事、表現していくことの奇跡に重なっていく…はずだったのかもしれない。しかし泥酔上演、そんなうまくいくわけがない。それこそ奇跡的なタイミングでトラブルが重なる。音響や照明の雑さが乾いた笑いを誘い、スモークの炊きすぎで火災報知器が鳴り、舞台がそわそわしはじめる。トラブル対応に追われながら物語は続き、上演時間は冗長にオーバーした。ついでに言うと舞台上のラーメンは全然美味しくなさそう。ツッコミどころしかないまま、デビルマンか『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』のごとく唐突に終わる。放送事故か!エクス・マキナってこういうの?トラブル対応で、明日の公演ができるかもわからなそうだ。星野仙一の乱闘をみたかのような気まずさと昂揚の同居が俺に訪れる。演劇に疎い自分はこんな表現、パンクで最高!と大層ゲラゲラとご機嫌だ。投げ銭制だったが定価通り封筒に入れた。ラーメンを食べて帰ろうと思った。でいま帰り道久し振りにブログを書いている。


宇宙論☆講座の主催、五十部裕明は脚本、音響、作曲、出演もこなす。そして僕の同級生であり、元バンドメンバーであり、そして共に練馬の家賃31000円の貧民窟アパートに8年住んだ中でもある。久しぶりとも言わず挨拶し去った。大学の同級生にヤバイやつは何人かいる。ロケット花火を観客に投げた女ギタリスト、オウム真理教のコピーバンドをしてたやつ、ノイズバンドをしてる詩人…だが五十部裕明と笹口騒音はヤバい2トップなのかもしれない。人間爆弾、キクイマホを入れると3人だ。

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